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 想いを綴って

2016年12月21日

ショワッ
時が止まったような気がしました。

大阪からの帰り、車を走らせていました。
星がかすかに見えて、走りながら一瞬右上を見ました。
再び正面を向いた瞬間のことです。
大きく青白いほうき星が天空を上から下に流れていきました。
赤信号で止まり、周りを見渡しましたが、
周囲の車も店も、みんなが普通に動いているので、
それが不思議でした。
今まで気付かなかっただけで、
星たちは今もあのように遊び回っているのかと思いました。


2016年12月13日

高速道路のサービスエリアで
切り株が並んでいるのを見て
驚きました。

高速道路の切り株


2016年12月8日

大阪に行っての帰り、友人たちと新幹線に乗り、
自由席であったので、車掌さんが切符を見に来ました。
友人の一人が、LED照明が厳しいので、
新幹線でそれではない車両について尋ねました。
するとトイレが手をかざして流すタイプは、
LED照明ではないと話してくれました。

友人たちは途中駅で降り、
私もしばらくしてデッキに立ち、流れる車窓を見ていました。
すると車掌さんが再び来られました。
LED照明ではない車両について調べてきましたということで
次のことを教えてくれました。

LED照明の車両はまだまだ多くはないこと。
・新幹線の車両が決まるのは前日なので、同じ時間帯でも車両が変わるので
指定席は前日予約か、自由席がよいこと。
そして近くのトイレに行き、水洗を手でかざして、
「このタイプはLED照明ではないです。新型はボタン式になっています。」と
水を流して見せてくれました。
最後にLED照明が不得手な方がいることが分かりましたと
穏やかに話されました。



2016年12月3日

大阪の高速道路近くを歩きました。
木がガイコツのようになって、痛々しかったです。

大阪のガイコツの木


2016年11月23日

栃の木で有名な山に登りました。
山肌が荒れて、山の悲鳴が聞こえそうでした。

荒れた栃の山


2016年11月16日

東北の仙台駅前の東口が再開発されたと聞き、
行ってみました。

駅前のラベンダー


2016年11月10日

ある秋の日、道ばたに
春に咲くはずの
クロッカスが、太陽にゆれていました。

秋に見られた春の花


2016年11月5日

イギリスの知り合いが送ってくれたファッション誌に
クリスマス準備特集の記事がありました。
あるきれいな女性記者が写真付きで紹介していました。

“私は自分のロンドンの小さな部屋で過ごすクリスマスよりも、
ニューヨークの倉庫のようなアパートのクリスマスの方が好きです。
レトロな蛍光灯をひもでつないで
穏やかに過ごすのも素敵だし(30ユーロ)、
LEDがちりばめられた星型の華やかな電灯も
お祭り気分を盛り上げます(95ユーロ)。”

これは一つの選択だと思いました。
そして、今はきちんと
LEDライト(英語:LED Light)と
分かる表記があるものの、
いつの間にか生活の中にとけこんでしまったらと思いました。

今、できることを思いました。


2016年11月3日

畑の道を歩いていました。
すると季節外れのひまわりが
道端に咲いていました。

秋のひまわり


2016年10月30日

秋の山に登りました。
紅葉を眺めつつ、柚子がなっているのを見て、
秋を感じていました。
すると、秋の山に見られるはずもない紫陽花が
ひょっこりと咲いていました。

秋の山



2016年10月25日

春は桜でピンクになる丘があります。
ところが秋なのに、紅葉の中に桜が咲いていました。

秋の桜


2016年10月22日

家庭用の料理雑誌を読んでいると、
家族みんなで良い睡眠をとるための特集がありました。
「寝室を
LED照明にすると脳が覚せいしてしまうので、
白熱球にしましょう。」と
かわいいイラストで書いてありました。

家族の寝室から、家族全ての部屋で、
そして私たちの社会全体で
LED照明を使わないようにしましょう、
となれば…。


2016年10月15日

初めて会うフィリピンの女性。
ニコッとした笑顔がチャーミングで、
そのまま別れるつもりが、立ち話をして、
これまで世界中に駐在してきたとのことで、
政治や環境や暮らしの話をしました。
この夏もフィリピンに帰ってきたばかりと言うので、
ちょうど照明に目が向き、
LED照明の話になりました。

LED照明は最初、フィリピンではとても高くて
普通の人は買えなかったけれど、
急に値段が下がり、どんな人にも手が出るような価格になり、
これまでの照明よりもかえって値段が下がったので、
普通に使われるようになった、と話していました。

最近のフィリピンの国内外の動きを見ると、
これまでになかったような
極端な方向に向かっているようなことがあり、
LED照明が人々をイライラしたような、
何かを排除しようとするようなところに
向かわせてしまうように感じました。


2016年10月8日

よく行く野菜の即売所で、
農家の方が白菜を運びながら、
みんなで困ったと話しています。

巻かない白菜の話


2016年10月4日

大阪滞在中、あるラウンジで、
紅茶を飲もうとして、
旅行中のドイツ人の男性の方と話すことがありました。
その方は40年前に日本を訪れて、その時の想いを胸に
70歳を過ぎて、再度日本を見たいと、一人旅をしているとのことでした。

時がたつにつれて、環境の話になり、
LED照明のことが話題になりました。
「日本はどうしてこんなに
LED照明を使っているの。
とてもとても動きが早い。
ドイツも使っているところはあるけれど、
これまでの蛍光灯もまだまだ普通に使っていますよ。
そして、ドイツは2011年の日本の大震災をきっかけに
原発をゼロにしましたよ。
ところがその日本はどうなの。」。
紅茶を囲んで穏やかに時が流れていきました。


2016年9月28日

大阪の駅前の木。
駅を利用するみんなを、大阪の元気印で出迎えたり手を振ったりする木が
LED照明の影響で
みんなを悲しげに見つめる木になっていました。

駅前の植木


2016年9月17日

よく登る山があります。

多くの人はバスや車で登りますが、私は時々歩いて登ります。
山の木を見ながら登っていくうちに、
木が枯れていたり、大きく横に倒れているのを目にしました。
 
この山の山頂に茶店があり、
手作り甘酒とお団子を出してくれるので、
いろいろな茶店の中で、あるお店に行くようになり、
「LED感染(1)」をお渡ししていたお店があります。

今年の春の話を、枯れた山を見て思い出しました。
春、いつもは観光客でにぎわうところ、
桜があっという間に茶色になり、花を落とし、
閑古鳥が鳴いたと茶屋の方がこぼしていました。
その時、行政の方が、茶店の一軒一軒に謝って歩いたと
話されていたのをハッと思い出しました。

枯れた山


2016年9月10日

私の車は長年乗っているため、
よく車販売店に行き、点検してもらっています。
今年も車検の時に、お世話になっている整備士さんに会い、
その時にLED照明の話をたまたますることがありました。

車検後に、余裕のある時にエンジンを修理しておきましょうとなり、
再度連絡を取ると、その方から
「代車はLED照明の車ではないものにしますね。」とあり、少し驚きました。

エンジン修理でお会いした際、その車販売店の方が、仕事が深夜に及ぶことや、
御自身達の身体のお話をされたので、私も「そうですか。」と聞きました。
「LED感染(1)」とMEリンクの「車のヘッドライト」が流れていきました。


2016年9月7日

この夏、モロヘイヤをよく食べました。
産直野菜の方に「LED感染(1)」をお渡ししていたところ、
産直に野菜を持ってくる農家の方を紹介されるようになり、
話すようになりました。

ある日、ワークに行こうと準備をしていると、
朝7時ころに農家の70代のおば様から電話があり、
会いたいということで、待ち合わせの産直に行くと、
4時から働いて採ったというモロヘイヤ・トウモロコシが待っていました。
「じゃがいも畑とLED」が渡っていきました。


2016年8月31日

お店の前の植物たち。
看板娘のはずなのに・・・。

「お店の前の看板娘」


2016年8月25日

学生時代の先生に「LED感染(1)」の冊子と
暑いですがお元気ですかと手紙を添えて送りました。
ある日、ポストに手紙が入っていて、
‘LEDについて友達に教えてあげようと、冊子を持って
ランチに誘い、電子レンジもよと友達に伝えたところ、
その友達に、宇宙研究所にいる弟さんから既に電磁波の害を伝えられていて、
電子レンジは使っていないと話され、
日々使っている私は唖然としながらも、
二人でLED照明もなのかと話しました’と書いてありました。
そしてエコと言えども、
害があるものは使ってはいけないことが分かりましたと
手紙が結んでありました。
「LED感染(1)・(5)」を、
先生とそのお友達にあらためて送りながら、
90歳になる先生の笑顔が見えた気がしました。


2016年8月22日

電子ピアノが置いてある部屋の掃除をしようと
朝、扉を開けると、何かフンのようなものが
窓際にたくさん落ちていました。
パッと扉をしめ、顔にタオルを巻き、深呼吸をして、
扉をおそるおそる開けました。

月夜のお客様


2016年8月8日

夏休みの企画で、
あるドリンク会社が初めて企画した、
東北にある工場の見学に参加しました。
そのドリンク会社は様々なドリンクを生産していて、
その工場では東日本の1/2を作っていました。

工場では、いつも安心して飲んでもらえるように取り組んでいて、
水処理装置で水をみがく工程、原料をまぜる溶解タンクや
ペットボトルにドリンクを入れていく作業などを見せてもらいました。
そして、森の博士が登場して、その会社が水と環境を守るために、
全国の山々に樹を植えたり、地下水脈ができやすい環境を作るよう、
太陽が土に届きやすくするため、
密集した樹を切る取り組みをしている作業も聞きました。

伐採した樹で作った樹のうちわ作成をしながら、
ホッとしたのは、その工場がLED照明ではなく、蛍光灯だったことです。
玄関も、入ってすぐにもらったウェルカムドリンクのケースも
蛍光灯で、森の近くの工場が何となく温かい空間でした。
最後に司会の方に、今日の感想を伝え「LED感染(1)」をお渡しました。
子どもたちや大人が安心して手にできる
ドリンクを作る環境をみんなで育てていくことについて思いました。



2016年7月28日

歩いていると、
草木や花が何か話しかけてくるように
いろいろな姿を見せてくれます。

LED照明の上の草木です。


2016年7月17日

電車を降りたり、バスを降りて歩きだすと
LED照明の横で悲しげに枯れている
樹や花に出会います。
植物も植物として、
楽しく大きく生きたかっただろうにと思います。



2016年7月12日

ある駅前に手作りドーナツ屋さんがあり、
天気の良い日に立ち寄りました。
ドーナツを揚げながらおじさんが説明をしてくれたのですが、
山形の青大豆の‘秘伝豆’を使ったおからと豆乳で作ったドーナツだと
揚げたてを紙に包んでくれ、緑色の豆乳でいただきました。
新鮮で安心な食べ物をみんなに食べてもらいたいと話すため、
「LED感染(1)」を渡したところ、
油がたぎっているところから、私の方まで来て読み始めました。

しばらくして、ある日お店をのぞくと、
LED、読みましたよ。」と話しながら、
その話はどこかで聞いたことがある気がすると、感想を言いながら
豆乳を御馳走になりました。
駅前に立ち飲み豆乳とおからドーナツ屋さんがあると、
どこかホッとします。


2016年7月3日

梅雨入りの頃、
山里に住む友人から、今年も小川にホタルがきたよと
声がかかりました。
夜、彼女の家に行くと、
さっき犬の散歩をして見に行ってきたけれど、
今年は少ないと話していました。
二人でゆっくり川辺を歩くと、
昨年よりもホタルの光がまばらなことが分かりました。
そして、川辺に立つ電灯がLED照明になっていることに気づきました。
LED照明で虫が死ぬことは知っていましたが、
山里のホタルもか…。
ほわほわとしたホタルが腕にとまり、
また飛んで行きました。


2016年6月24日

公園で草むらに寝っ転がって
ぐいーんと背を伸ばしました。
しろつめくさが顔をくすぐって、
どこまでも青い空に吸い込まれていきました。




2016年6月16日

歩いていると、いろいろな樹や花が
目に入ってきます。
LED照明の下で生きている
樹々に出会いました。


2016年6月5日


さつきたちの歌です。


2016年5月28日


つつじたちの声が聞こえた気がしました。


2016年5月17日

古い友人から急に会いたいと連絡がありました。
アメリカに行っていた方で、以前会ったのはいつなのか
二人とも思い出せませんでした。
彼女が以前と違い、眼鏡をしているのを見て、気になったものの、
タイミングで「LED感染(1)」を渡したところ、
黙って読み始めました。
そして、目が電灯の光でショボショボして、開けられないので、
最近、光をシャットするブルーの眼鏡が外せないことを話されました。

帰りに彼女は思い出したように、
「今日は主人が会ってきたらと勧めてくれたの。」と言うため、
御主人が…?と思いました。
「LED感染(1)」が会わせてくれたのかなと思いました。


2016年5月10日

「歩いても 歩いても 小舟のように…

歩いていこう 歩いていこう 小舟のように…」

東京ワークからの帰り、歌って帰ってきました。
朝、大豆を育て始めました。


2016年5月3日

塩を作っていた、製塩用の縄文土器がありました。
土器は割れていて、内側が白くなっており、
説明では「海水を入れて火にかけて塩を作っていた土器」とありました。
塩用の土器を見て、縄文の人々が何を食べていたのかなと想像します。
現在と地形は違っていることもあるものの、
内陸の地からマグロやイワシの骨が発見されることがあり、
魚を塩漬けにして、海岸から内陸に運んだものと思われます。

海岸から来た縄文の人を、
内陸の縄文の人はどのように迎えたのかなと思います。
‘ウォウウォウ’と何か言葉を交わしたのか、握手をしたのか、
それとも会っただけでもう何かが通じてしまったのか…。

「LED感染(1)」をお渡しすると、
手にすることで、もう何かが動く方がいて、
分かる方には分かるのかと思います。


2016年4月26日

無有日記に‘縄文クッキー’のことがありました。
埋蔵文化センターで「木の実の粉で作ったクッキーも発見されています」と
縄文クッキーの説明文を見たことを思い出しました。

東北の歴史博物館に行き、縄文コーナーを見てみると、
東北各県の縄文土器が待っていてくれました。
どれも丸い形をしていて、可愛らしいものでした。
その奥に「クッキー状の炭化物」という説明と、
縄文クッキーが真っ黒くろすけでありました。

私は嬉しくてスケッチをしていると、博物館の方がやってきて、
「スケッチですか。鉛筆でどうぞ。」と話すので、縄文土器の話をしながら、
「LED感染(1)」をお渡ししました。
縄文時代の生活空間と竪穴住居が復元してあり、
女の子が「おいしいクッキー食べたいな。」とセリフを言い、
お母さんが「ドングリがたくさん拾えたわよ。」と返事をしていて
縄文時代に戻ったようでした。


2016年4月19日

近くに建築工事をしているところが秋頃からありました。
やがて冬になり、雪の中ももくもくと作業をしている人たちと話している中、
年配の方と世間話をするようになりました。
この建物はLED照明なのかと思っていたところ、違うとのことだったので、
ホッとして、顔を見ると挨拶をしたりしていました。

やがて春になり、次の現場に移ると聞き、
タイミングで「LED感染(1)」をお渡ししました。
最後にお目にかかった時、
「自分もそうだよなと、冊子を読んで思いましたよ。」と話され、
次は幼稚園を作りますと、笑顔が返ってきました。


2016年4月11日

春風の汽車に乗って無有日記を読んでいました。
途中駅から小さな女の子とお母さんが隣に座りました。
女の子が私にパタパタと触れてきたので、
お母さんと言葉を交わしているうちに、
震災の仮設で女性たちが作ったわたのおもちゃを
女の子に渡すと、嬉しそうにニュグニュグと
遊び始めました。

お母さんと笑って話すうちに、
「LED感染(1)」をお渡ししました。
「これからもっと長く旅をするので、読んで行きます。」と
お母さんが読んでいると、女の子も一緒に冊子を手にしました。
やがてお母さんと女の子は荷物をまとめて
別の汽車に乗り換えようと降りていきましたが、
手を振る時も、冊子を持った女の子の手がひらひらとしていました。



2016年4月4日

博物館に行き、縄文時代の土器をスケッチしようとしていると、
飛鳥・奈良時代の仏教の専門家が来られて、
最近発掘した古墳の土器を見ませんか?と話されながら、
以前お渡しした、「LED感染(1)」
のことを話してきました。

「あれは生き方の本ですね。LEDのこともそうですが、
仏教の視点で読ませてもらいました…。」と
待っていたかのように感想を話しました。
私はそうですか、と話を聞いていましたが、
向こうのコーナーの縄文土器たちが
一人ひとりの人間のようになって、
応援をしてくれているような気がして、
あたたかい感じがしました。



2016年3月25日

子どもたちの英会話に毎回来ていた兄妹が、
遠くに転校することになりました。
春休みなので、その子たちに合わせて、彼らがやっている
スケートボードを英語でやってみようということで、
「オーリー(ジャンプしてボードを浮かせる技)は‘Ollie’だよ。
プッシュ(地面を蹴って進む)は‘Push’。」
とやっていきました。
子どもたちも「ふーん。そうだったんだ。」というように見ていました。
終わって、子どもたちが遊んでいる中、○つけをしている私の横に
その子たちのお母さんがやってきて、思い出話をしました。
このお母さんにも「LED感染(1)」が渡っていたことを思い出し、
なつかしい友達が旅立つような気持ちになりました。
帰り道、お兄ちゃんがハイタッチをしてきて、
妹さんが「See you.(またね)」と言い、
月が穏やかに光っていました。


2016年3月22日

NHK特集で国谷裕子キャスターが司会をしている
「仕事のない世界」という番組を見ました。
それはスイスのダボス会議で、10年後・20年後、
現在の仕事の約40%がロボットが代わりをするということが報告されたそうです。
私たちはどのような世界で生きていくかということを、
各国の著名人が集まり、討論をするものでした。
国谷さんのリーダーシップと英語が素晴らしいのと同時に、
現在の仕事で人がやっていることで、
お店等の窓口業務、タクシー、宅急便、弁護士、行政職等が
ロボットや人工知能(AI)によって行われるようになるということでした。
話し合いは、仕事とは人間にとって何なのか、
また仕事のない世界で何をして生きていくのかというものでした。

仮想の10年先のお店が出ていて、無人のショップに入ると、中は暗く、
ロボットが窓口にいて、その場だけがLED照明なのか、
ボワーッと白く明かりがついて、白い空間の中で人とロボットが話していました。

ロボットが人の代わりをするのは時流だという意見が多い中で、
各国の有識者の中に、教育はロボットには代えられない、
ロボットに任せる分野が出るにしても、次世代の子どもたちを育てるのは、
やはり人だと述べている方がいました。
LEDの白い照明が作る、白く無機質な世界が印象的でした。


2016年3月11日

家に帰るとFAXが届いていました。
「オリーブオイル 100個、ごまオイル 100個…」。
何のことだろうとしばらくぼんやり見つめていました。
よく見ると百貨店に入っているスーパーの注文書でした。
この百貨店はLEDの照明がメインで、入口からキラキラしているので、
このところずっと行っていませんでした。
なぜ注文書が私の家に届いたの?と思いながら、久しぶりに買い物がてら
誤って送られたFAXを届けに行きました。
スーパーで係の方に見せると、「何でしょうか?」という様子でしたが、
指でFAX番号と日付けを確認しているうちに、顔が変わり、
何度も謝られていました。

「いえいえ、それよりも。」と「LED感染(1)」を出して、
LEDの照明が厳しいので、御検討をいただけませんかと伝えました。
「LEDといい、FAXといい、大変ご迷惑をおかけしました。」と言いながら
LED照明についてはスーパーではなく、管理している百貨店になるので、
上の者を通して必ず伝えますと話すので、
上の方でもどなた様でも、冊子を読んで下さいと言いました。
迷いFAXが次を連れてきてくれました。


2016年3月6日

大阪によく行くコーヒーショップがあり、
照明がLEDなのか、熱いので、「LED感染(1)」をお渡しして
アンケートに何回か照明のことを書いていました。
ある時、コーヒーを飲み、アンケートに同じことを書き、前回と違う方だったので
レジで「LED感染(1)」をお渡しすると、
このことでお話がありますと、引きとめられました。
以前のアンケートと「LED感染(1)」でコーヒーショップが入っている
デパートに、そのお店で問い合わせをしたそうです。
デパートからは「ビルの照明がLED用の丸い照明器具になっていて、
取り替えができない。」と回答があり、
お店として、お客さまからの意見なので検討してほしいと伝えました
というお話を聞きました。

レジが混んできたので、場所を変えて入口に行き、
二人でお店の照明とコーヒーを飲んでいるお客様を見渡しました。
「自分たちはこれまでLED照明のことを全然気にしてきませんでした。
けれどこの意見で、そうなのかとみんなで話しました。」と伺い、
私も「このお店のファンなので…。」と話しました。
ところが、大阪から帰ると、再度コーヒーショップから電話が入っていました。
連絡をすると、先日の方が出て、「すみません。話に夢中になって、
レシートやお店のカードを渡しそびれていました。」とのことで、
「あ!」と思いました。
そして、みんな繋がっているのだなと思いました。


2016年2月27日

博物館に行き、いつもの縄文担当の方がいないなと思い、
8千年前の縄文土器を見てデッサンしていました。
後ろから声がして、振り向くと大きなお坊さんのような館の方で、
「いつも縄文時代ですね。私の所は見ませんか。」とのことでした。
聞くと、あまり行かない奈良・平安時代でした。
せっかくなのでと、説明を聞くと、歴史教科書にも載っているという
寺院の模型を見せてもらい、やがて空海・最澄に話が及び、
聞き返すと、特にその時代の仏教の専門家とのことでした。
当時の仏教の説明に、知らなかった点をを伝えると、
「えー?この地域の子どもは郷土の時間に習うことですよ。」とおっしゃり、
私もしばらく黙って聞いていました。
やがて話が終わり、急に私が素朴な質問をしたところ、「それは?」となり、
また質問をすると、「それも?」となり、ふと自身のことを話し始めました。
仏教に出会う前の学校時代の話になり、優しい笑顔になってきたので、
「LED感染(1)」を渡すと、「LEDですか。」と、
ニコニコした学生の顔で、何かが流れていった感じがしました。


2016年2月21日

太陽がおはようさんと、朝、顔を出してくる時、
きらきらと輝いていて、あたたかさと安心感を感じます。
夜、空を見上げると、月と星がいつのまにか
静かに輝いていて、あたたかさと安心感を感じます。

「LED感染」を読んでいると、太陽と月のあたたかさを思います。
LEDの光は太陽や月の光と全く別のものなのに…と思います。
誰かに「LED感染(1)」に手渡す時、
ムーさんの「まずは知ってもらうこと」がリフレインします。


2016年2月12日

電車に乗っていて、だんだん頭が痛くなり、気持ち悪くなり、
上を見上げるとLED照明でした。
帰りに始発の大きな駅で、係の方に照明のことでちょっと…と話すと、
それは反対方向の係に行って下さいとのことでした。
紙に書いて今日の具合悪さを伝えるだけでもいいかなと思い、
メモに書いて、駅の反対の行き、読んでもらいました。
すると、これは別の所ですねと、部屋を案内され、その部屋に入り、
近くにいた方に紙をお見せしました。これは…とその部屋の係の方々が読み、
しばらくして中から責任者と呼ばれる方が出てきました。
黙って紙を読み、私の横まで来られました。
・最近、高齢の方や弱視の方からLED照明が目に鋭いとの意見が多いこと。
・責任者御自身も、LED照明の電車が好きではないこと。
・東日本の震災以降、LED照明を使うようになっていて、今後も
電車のみならず駅やプラットフォームでも使用するようになっていること。
・女性専用車両のように、一つの車両だけでも蛍光灯を残そうという意見もあること。
いろいろ話されました。
私も黙って聞き、周りを見ると、その部屋の駅の係の人がみんな立ったりして
責任者のお話を聞いておられました。
最後に私の話を聞いてくれて…とお礼を言い、その部屋を出ました。
駅があたたかい空間に変わっているように感じました。



2016年2月7日

「LED感染」をタイミングでスーパーや野菜の直売所の方に読んでもらい、
後になって「ちょっといい?。」と呼び止められて、
LEDのことを話されたりすることがあります。
知らなかったや、野菜にも影響があったことを知ったという感想が多いです。
1か月ほど前にお渡ししていた日本茶の喫茶店でも、
私がカウンターでお茶を飲んでいると、他にお客さんがいなかったので
御主人が思い出したように急に「読んで驚きましたよ。LEDって、そうなんですね。」と
話しかけてきて、自分の店はみんなにホッとしてもらいたい場所なので、
IHはもちろん、LEDの鋭い光にしようと思ったことはなかったとのことでした。
ムーさんがワークでおっしゃった「まずは知ってもらうこと」でした。


2016年1月30日

大阪の街を歩いていて感じることは、ホームレスの人々のことです。
東京でもホームレスの人は多いですが、寝ている感じで
近くにお金入れもなく、お金入れに入れても多くは無反応です。
それに慣れていたので、最初に大阪でお金入れにお金を入れたとき、
元気に「まいど。」と言われて、わっと驚きました。
「ありがとうねー。」と大声で言われたりすることもあり、
立ち去る時にお店で何か買い物をしたような感じで、
「何を買ったんだっけ?」と思うこともあります。
ホームレスの人が売っている雑誌「ビッグ・イシュー」も他の地域だと
そのまま雑誌を渡されることが多いのですが、
大阪は「今回の号は表紙がジョニーデップなので、売れてますよ。」と始まります。
冬、リンゴをスターバックスのバックに入れて大阪を歩いていたところ、
ホームレスの人がいたので、バックを差し出したところ、
急に目を開けて「200円貸してくれる?」と言われました。
ホームレスの人のお金入れを見ると、1円や10円が見えます。
さりげなくできることをしていけばなと思います。


2016年1月22日

太陽とわたし

「LED感染」を読んでいるとき、
太陽を思います。
「LED感染(1)(2)(3)」を誰かに渡しているとき、
太陽を思います。
「LED感染(1)(2)(3)」を渡して
そうなのですかと、話しているとき、
太陽を思います。
「LED感染(1)(2)(3)」を渡して、
そうは言ってもと、話が出たとき、
太陽を思います。
「LED感染(1)(2)(3)」を誰かに渡そうと
冊子を準備しているとき、
太陽を思います。
「LED感染(1)(2)(3)」は
太陽なのかなと思います。


2016年1月16日

縄文土器のふちや把手に蛇がついていることが気になり、
埋蔵文化センターに行って見ています。
縄文時代の中頃のある土器の把手には、鳩のような鳥の背に大きな蛇が覆いかぶさって、
センターの人に聞くと、鳥は最初にあり、後に蛇をのせた形跡があるとのことでした。
なぜ、わざわざ鳥の上に、時期をずらして縄文の人は蛇をのせたのでしょう?
関東・東北の蛇は、大きく太い蛇で、二つの目も点で描かれています。
これが中部(長野・山梨)ではマムシになり、マムシと分かる蛇が
縄文の中頃の土器に描かれるようになったそうです。

鳥の他にも、猪が相手で、一つの把手に猪が、
対する把手で蛇を描いている土器も縄文の中頃で発見されるそうです。
ある地域の埋蔵文化センターでは「縄文の人は蛇を神としてとらえていた」と
説明文がありました。

鳥の背に、あえてかぶさるように蛇を後にのせた縄文土器の把手。
私には支配への不安や、他の地域の人々へのSOSに思えました。


2016年1月11日

昨年秋、WHO(世界保健機関)の報告がCNN等でトップで伝えられていて、
ベーコンやハムなど、食肉を毎日50g摂ることで、大腸ガンなどガンの発生率が
摂らない人に比べて18%増加するとのことでした。
これをドイツのニュースでは、食肉店の店主のコメントが付いていて、
「自分の店で売っている肉は、他の安い肉と違うから大丈夫。」とあり、
記者は「加工肉だけでなく、赤身肉も同じです。」と彼に言っていました。
次にアメリカでは、肉がタバコやアスベストと同様で発ガン性があると伝え、
50gの肉を視聴者に分かりやすくして、典型的なサンドウィッチに入っている
肉の量は120gで、50gはたやすく摂れてしまうと伝えていました。

しばらくたって、日本でもこのことをニュースでやっていましたが、
テレビでも新聞でも扱いが諸外国とニュアンスが違っていたので、あれ?と思いました。
「日本人は、バランス良く食べることが大切であり、日本人には影響が少ない」と伝えており、
日本人が他の国の人と何か違うのだろう?と一瞬思いました。
事実は事実として、諸外国のように淡々と伝え、
受け手の私たちがどのように判断していくかは
私たちではないかと思いました。


2016年1月10日

ドイツ人の知り合いが、日本に来て目が痛むようになったことを話すことがありました。
何が理由だろう?と話しているうちに、
日本は家でも会社でも、日中から電気をつけるようにしていることが多く、
小さな部屋でも明るさが強い設定になっているため、
目が大変疲れると言いました。
そして、どうして太陽の光を取り入れないの?と話すので、
ハッとしました。
日本の建物はいつの間にか効率を優先して、
自然の太陽の光をどこかに置いてきたように感じました。

  
 
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